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研究事例 魚のゆりかご水田について#02

「魚のゆりかご水田プロジェクト」を進めるにあたり、多くの研究機関や研究者の協力を得ています。ここでは、琵琶湖博物館および滋賀県立大学の研究事例を中心に紹介します。

1. 琵琶湖博物館において近年に行われた研究

「魚のゆりかご水田」を進めるにあたり、滋賀県立琵琶湖博物館をはじめとして多くの研究者の協力を得ております。
研究タイトルおよび研究担当者を表示します。

1) Cascading effects of larval Crucian carp introduction on phytoplankton and microbial communities in a paddy field: top-down and bottom-up controls

Yoko Nishimura • Taisuke Ohtsuka • Kohei Yoshiyama・Daisuke Nakai • Fujiyoshi Shibahara • Masayoshi Maehata

2) Nursery Grounds for Round Crucian Carp,Carassius auratus grandoculis, in Rice Paddies Around Lake Biwa

Taisuke Ohtsuka

3) The impact of nigorobuna crucian carp larvae/fry stocking and rice-straw application on the community structure of aquatic organisms in Japanese rice fields

Masatsugu Yamazaki • Taisuke Ohtsuka • Yasushi Kusuoka • Masayoshi Maehata • Hiroyuki Obayashi • Kiyoyuki Imai • Fujiyoshi Shibahara • Makoto Kimura

4) ニゴロブナCarassius auratus grandoculis の初期成長の場としての水田の有効性

金尾 滋史 • 大塚 泰介 • 前畑 政善 • 鈴木 規慈 • 沢田 裕一

5) 水田地帯へ遡上するニゴロブナの水路選択に関わる環境要因

水野 敏明 ・ 大塚 泰介 ・ 金尾 滋史 ・ 小川 雅広 ・ 舟尾 俊範 ・ 前畑 政善

6) 琵琶湖の水位変動とニゴロブナ Carassiusauratus glandoculisの水田地帯への産卵遡上行動の誘発要因

水野 敏明 • 大塚 泰介 • 小川 雅広 • 舟尾 俊範 • 金尾 滋史 • 前畑 政善

7) 水田で育ったニゴロブナ幼魚の水田内残存と脱出場所の選択性

前畑 政善 • 大塚 泰介 • 水野 敏明 • 金尾 滋史

8) 水田に魚を放すと、生物間の関係が見えてくる ―多面的機能を解き明かすための基礎として―

大塚 泰介 ・ 山崎 真嗣 ・ 西村 洋子

2. 滋賀県立大学において行われた研究事例

1) 琵琶湖周辺の水田地帯に生息する魚類を保全するための技術的な研究成果をまとめた、「水田地域における生態系保全のための技術指針」

2016~18年度に実施した滋賀県立大学重点領域研究「水田地域の生態系保全技術の指針づくり」では、学内の3名の研究者(大久保卓也、須戸幹、皆川明子)による研究成果に加え、滋賀県で生態系保全、特に、在来魚の保全に関わって来られた研究者の皆様に声をかけ、これまでの知見を集約し、「水田地域における生態系保全のための技術指針」を作成しました。

3. 研究者のホームページ

滋賀県立大学環境科学部生物資源管理学科
神戸大学大学院理学研究科生物学専攻

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