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魚のゆりかご水田の1年 魚のゆりかご水田について#03

「魚のゆりかご水田プロジェクト」は、春先に排水路に魚道を設置するところから始まります。

3月から5月の代かき・田植えまでの間

代かき前に、排水路に魚道を設置します。
魚道には、排水路全体の水位を階段状に上げていく堰上式と、田んぼ一筆ごとに設置する一筆型とがあります。

5月から6月(降雨時)

雨が降ると、ニゴロブナやコイ、ナマズが魚道を通って琵琶湖から田んぼを目指して遡上します。
田んぼでは深水管理をしたり、少雨時には一筆排水桝の堰板を操作するなどして、魚を受け入れる準備をします。

5月から6月(田んぼの中での産卵)

田んぼには、稚魚のエサとなるプランクトンがたくさんいますので、稚魚は早く大きくなります。

6月中旬(中干し前)

稚魚が排水路へ流下しやすくなるよう、溝切りをします。

6月下旬

稚魚は約1ヶ月で2cm程度に成長します。
一筆排水桝から排水路へ流下した稚魚は、堰板をはずした排水路をとおって琵琶湖へとかえっていきます。

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